Oga Kazuo Ten-Totoro No Mori Wo Ega
ツ**師
素晴らしい観察力と表現技術
購入のきっかけは、彼の個展でした。アニメの背景画家の個展というのは初めてではないかと思いますが、ジブリという看板の力もあり第一級の芸術家並みの入場者数でした。その販売コーナーで図録や絵葉書と共にこのDVDも並んでいたので大いに関心を持ち、購入することにしました。期待どおりの内容で男鹿さんの話、背景画作成の様子なども含まれ、なにより数多くの作品が画像で見れることは価格以上の価値があると思いました。同じ光景でも朝と日中の光線や雰囲気の違いを的確に描写している筆力には感嘆しました。
K**O
blu-rayを持ってない人も購入すべき
この作品を閲覧している時点で、是非購入すべきです。blu-rayで見てこその価値があるとは思いますが、DVDも付属していますのでDVDのみの環境の方も先行投資と考えても安すぎます。作品内容はまさに「職人の仕事」という言葉につきます。映像特典として「桐雨」と「カバーイラスト」の制作工程が見れますが、もうちょっとジブリ的なものを書いているところを収録してほしかったかなぁとは思います。ジブリ作品はキャラクターだけではなく、背景にも「癒し」「懐かしさ」「感動」があると確信できる作品でした。。
コ**ト
アニメーションの背景美術に興味のある人に。
いままでほとんど脚光を浴びることが無かったアニメの背景美術について、男鹿氏の関わった作品を通してかなり掘り下げて解説している点は特筆されます。70年代における小林プロ時代の仕事(あしたのジョー他)、80年代における仕事(幻魔大戦他)、そして90年代以降のジブリ作品と、アニメーション発展の歴史を俯瞰しつつ解説されていきます。ジブリ作品に対する言及も多いのですが、内容には硬派なドキュメンタリーに近いです。男鹿氏を通して、日本アニメの背景美術の仕事を振り返る、というような内容です。「トトロ」の名前は入っていますが気軽なエンターテイナメントではなく、こだわりのあるマニアや、背景美術に深い関心を持つ人が対象といえます。アナログ撮影による密着マルチ技法、実際に絵を描いてできあがるまでのシークエンスの解説(これはBlu-rayのみ)など、「どうやってアニメのフィルムはできているのか:背景美術編」といった趣のシーンも多く、そちらの方面に興味のある人にはたまらない内容だと思います。画質・音質はまずまず。Blu-rayだけのコンテンツが非常に美味しいので、ぜひそちらでご覧ください。
A**R
Lovely DVD full of info and wonderful pictures (and ENG subs!)
I found this product after looking at a Youtube video of Oga's painting process that had been extracted from it. I was quite surprised and pleased to find out that there are English subs of it. The edition comes with a DVD and a Blueray. I'm loving the quality of the colours and the images on the Blueray! I'm so glad I came across this set, the art shown in it is just breathtaking and the commentary is really interesting.
仙**休
心洗われる背景画
2007年に東京都現代美術館で開催され、アニメ作品の背景画という異例の個展にもかかわらず盛況の内に幕を閉じた「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」。このDVDでは、出展作品を中心に背景美術の魅力を伝えると共に、男鹿氏本人のインタビューに加え、高畑勲監督やスタジオジブリのスタッフがアニメ映画における背景画の役割とその重要性を解説してくれる。意外なことに、男鹿氏は美術学校等で絵画の教育を受けた経験はないそうです。すべて自身で磨き上げた個性なんですね!それでも男鹿氏に慢心した様子はなく、謙虚で穏やかな人柄が微笑ましい。男鹿氏の絵は、観る者を清々しい気持ちにしてくれる。なつかしい里山、荘厳な山並み、ギラギラする真夏の日差し、車窓から見える街並み、そして汚れた大都会でさえも、どこか温かく若々しい生命力が漲っている。まさに、ジブリ作品の品格を決める絵職人だと思います。
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1 week ago
1 month ago