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じ**♪
文庫版を持っているのだけれど
やっぱりハードカバーを欲しくて買いました。もう一度最初から読んでいます。やっぱりいい。大作と呼ぶにふさわしい作品だなって思います。伽耶はもちろんヒロインとして魅力的なのだけど、なんといっても謎の遠松の存在が大きい。各章ごとに話がそれぞれ進んでいきやがて重なっていく。再読でもやっぱりドキドキします。今までの可穂さんの女性同士の恋愛の世界とはまた違ったスリルのある展開。複雑で運命的な人生の交差。よく人物が描き込まれてると思います。モーツアルトは数曲しか知らなかったわたし。ケッヘルの意味は知っていたけれど。この作品を読んでむさぼるようにモーツアルト作品のCDを買い集めました。可穂さんがどれだけ勉強なさったか、どれだけモーツアルトを聴き込まれたのかと思うともう尊敬の域ですね。ほんとうにモーツアルトは奥が深いですね。
G**5
1000ページ一気読み
中山香穂の本を読むのは初めてですが、とにかく面白く一気に読めました作品はカホという女性目線と男性の目線で年少期からの思い出とが、一章ごとに交互に書かれています次の展開が気になるところで、その章が終わり、と言う事が繰り返されているのでノンストップ、エンターテーメント的に読めるミステリの要素と純文学の要素とが2倍に楽しめるたとえば章ごとに基点人物が変わるなどは村上春樹の1Q84を思い出すが1Q84よりは数倍面白いただ、女性同士の恋愛と比較すると男女の恋愛の筆力が弱いのが少々気になりましたが、女性同士の心理描写があまりにも巧みに書かれているから比較してしまうだけです。
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2 months ago
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